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顎関節症について

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顎関節症

顎関節症とは口を開けたり閉じたりする時に音がしたり、顎関節や顎の筋肉が傷み口を大きく開けられないという症状です。顎関節が耳の近くにあることから耳鼻科に行かれる方も少なくありません。
さらに症状は顎だけでなく、肩こり、腕や指のしびれ、偏頭痛、耳や鼻にも不快感を覚えることもあります。このように症状は広範囲にわたり、人によっては軽い症状から重い症状まで、個人差が大きいのが特徴です。

顎関節症の多くは適切な対処で、日常生活に支障をきたすことがない状態にもっていけますが、重い症状の場合ほうっておくと、進行してあごの機能が完全に破壊されてしまうこともまれにあります。

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原因

いろいろな原因が考えられますが、上下の歯の噛み合わせの異常による場合が多く、顎関節症の誘因としては原因が1つだけではなく、複数の原因が微妙にからみあっていろいろな症状がでることが多いようです。

  • 急激なストレス(精神的な緊張は筋肉を緊張させる)
  • 歯ギシリ
  • 何かに熱中したり緊張して強くくいしばる(スポーツをする、寒くて歯をくいしばる)
  • 唇や頬の内側をかむ癖がある
  • 頬杖、うつ伏せ寝、不良姿勢(例 : 猫背)
  • 顔面打撲や事故による外傷
  • 入れ歯や歯にかぶせたものが体にあっていない(悪い噛み合わせ)
  • 大口を開けたり、硬いものを噛んだ(アゴの酷使)
  • 左右どちらか一方でばかり噛む癖がある、片側の歯が悪いため反対の歯だけで食べ物を噛む

マウスピース mouthpiece

当院ではマウスピースでの治療を行っています。
一般的には、上の歯あるいは下の歯に噛む面が真っ平のマウスピースを装着します。これによって上下の噛み合わせを一時的に中止しています。ですが、患者様に合わないマウスピースで逆に症状が悪化することも多々みられます。
当院では、患者様の症状に合わせたマウスピースを提供いたします。
人間は、起きている時と睡眠中で噛み合わせのポジションは違うため夜用と昼用のマウスピースがあります。

夜用マウスピース

昼間の食事中や仕事中は17kg前後、スポーツや力作業時でも30kg前後で噛んでいます。ところが、睡眠中はなんと100~200kgの力が加わるのです。この力が、特に奥歯にかからないように、噛みしめないようにしてあげるのがまず大切です。
そのため、奥歯の噛みしめを防ぐマウスピースの製作が必要となります。製作したマウスピースを就寝時に付けていただくと、起床時の頭痛や日常の首筋のこり、肩の張りなどかなり改善されます。

昼用マウスピース

こちらは、食事以外の起きている時に装着するマウスピースです。一般的には上の歯に入れます。これにより噛み合わせが改善され、肩こりや首筋のはり、頭痛も改善されます。

診療内容 medical information

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